KNIPEX製品の特長
エルゴノミクス(人間工学)という概念は、様々な作業に伴う肉体的疲労を軽減させる事を目的とした テクノロジーです。プライヤーも、その他一般的ハンドツールと同様、ユーザーの手や腕にかかる負担・疲労を最小限に抑えつつ効率的に作業を進められるようにデザインされています。
クニペックス社のプライヤーはこのエルゴノミクス(人間工学)に基づき考案されています。クニペックス社が目指すものは以下の点を満たすことです。 作業にかかる力を最小限に抑えること。力を加える際に、手や指の関節にかかるストレスを抑え、使い心地のよい位置でハンドルをつかみ、作業できるようにすること。ユーザーの手にとって、握り心地のよいハンドルを作ること。 |
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負担の軽減 特に硬い素材を切断する場合、通常は大きな力をかける必要があります。しかしクニペックスのプライヤーは、てこの原理を最大限に発揮する独特のレバーデザインにより、通常に比べはるかに小さな力で楽に作業ができます。
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直径3mm(1/8")のワイヤー束を切断 する際に、通常の喰い切り(同サイズ)では412N(41.2kp)の力を必要とするところ、強力型喰い切りを使用すれば、わずか300N(30.0kp)の力で切断することができます。左図。
直径2mm(1/16")のピアノ線を切断する際に、通常の強力型斜ニッパー(同サイズ)では499N(49.9kp)の力を必要とするところ、コンパクトボルトカッターを使用すれば、わずか192N(19.2kp)の力で切断することができます。右図。 |
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手に優しいクニペックスのプライヤーにはヘッドの形状や位置などが異なる様々な種類のものがあります。用途に合わせ、自然につかむ事ができ負担のかからない最適なプラ イヤーを選ぶことができます。また、最も力を抑える事ができる距離を工学的データから的確に導き出し、ハンドル間の距離をデザインしています。ユーザーに快適な作業を約束するのが2段階調整機構付の左図のNO.9531 ラチェット機構付ケーブルカッターです。手にかかる力の大きさによって、低(1段階モード)・高(2段階モード)どちらかのハンドル位置を選ぶことができます。 |
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左図の2段刃のケーブルカッター 9511-200は、直径20㎜までのケーブルを切断できます。刃を2段階構造にすることで、非常に太いケーブルの切断でも、エルゴノミックデザインによりハンドルが常に力をかけやすい位置となり、楽に作業できます。 | ||
狭い場所での作業のために デザインされた 特殊なヘッド形状のプライヤー。 |
ヘッドをオフセットにすることで 平面での作業を容易にした No.74シリーズの強力斜ニッパー。 |
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コンフォートハンドル 2種素材を組み合わせたハンドルの形状・素材配置のデザインは、プライヤー使用時のグリップ感や力の伝わり方を綿密に研究した結果が生み出されました。手の
力を広面積で受け止め伝達し、手の一点に圧力がかかるのを防いでいます。ハンドルの役割はゾーンごとに分かれており、手とハンドルそれぞれの動きをサポートしています。 |