BUMAX耐食特性
SUS316の3倍の耐食性
海洋環境下での10年テストでも腐食の発生なし!
沿岸地域における10年間の大気暴露ではSUS304に比べ良好な結果を得ており、20%硫酸腐食試験でもSUS316と比べ3倍の耐食性を証明。海中に露出する船舶使用でも30年の耐食性を保証。他のステンレスボルトを凌駕する圧倒的な耐食性を保証します。 |
化学成分比較・硫酸腐食試験のチャート
化学成分比較(耐食性を向上させる主要元素 単位:%)
材料名 | C(max) | Cr | Ni | Mo |
A2-50(SUS304) | 0.08 | 17-20 | 8-13 | - |
A2-70(SUS316) | 0.08 | 17-20 | 10-14 | 2-3 |
A4-80(SUS316L) | 0.03 | 17-20 | 10-14 | 2-3 |
BUMAX88/109 | 0.03 | 16.5-18.5 | 11.0-14.5 | 2.5-3.5 |
硫酸腐食試験(HSO、50℃、mm/年)
材料名 | 3% | 10% | 20% |
A2-50(SUS304) | 1.08 | 3 | - |
A2-70(SUS316) | 0 | 0.3 | 1.3 |
A4-80(SUS316L) | 0 | 0.3 | 1.3 |
BUMAX 88/109 | 0 | 0 | 0.44 |
金属材料別腐食
金属に含まれる各種の化学成分は金属の耐食性を左右しますが、中でもクロム(Cr)、モリブデン(Mo)そして窒素(N)による影響は最も大きいといえます。又、炭素(C)含有量も高温下での耐食性に影響を与えます。ひとつひとつの含有量の差は小さくとも、それらが合わさることにより、ボルト製品の耐食性
に大きな違いを与えます。 |
試験結果
BUMAXが使用する316L HiMo鋼は炭素を減少させ、Cr、Ni、Moを増加させた特種合金鋼で、優れた耐食性を有します。低炭素化は粒界腐食割れに対し高い抵抗力を示し、Cr
とMoの増加は孔食・隙間腐食への抵抗を高めます。又、Niの増加は応力腐食割れのリスクを低減させる効果があります。 |